自宅葬とは?

近年、注目を集めている自宅葬とは、住み慣れたご自宅で故人様をお見送りする葬送のかたちです。しかし、自宅葬に関心を持つ方の中には「準備が大変そう」「どのような手順が必要なのだろう」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、自宅葬が注目されている理由をはじめ、メリット・デメリット、費用や流れについて分かりやすく解説します。自宅葬を検討している方は、ぜひ参考になさってください。

1.自宅葬が注目を集めている理由

現在、葬儀といえば葬儀社のホールで行う家族葬を思い浮かべる方が多いかもしれません。また、将来的に家族葬を考えているという方も少なくありません。

しかし、葬儀の小規模化や価値観の多様化に伴い、「住み慣れた自宅から送り出したい」「最期は家族だけでゆっくりとお見送りしたい」と考える方も増えています。

年々、葬儀の規模は縮小する傾向にあり、コロナ禍以降はその流れがさらに加速しています。形式にとらわれるのではなく、お見送りの時間を大切にしたいという想いから、自宅葬という選択肢が見直されています。

◆在宅療養や介護の広がりも一因に

在宅療養や介護を選択される方が増えている中、「最期まで過ごした自宅から送り出してあげたい」というご家族の願いから、自宅葬を選ばれるケースも増えています。

このような背景から、自宅葬はご家族らしいお見送りを実現する葬送のかたちとして選ばれています。

2.自宅葬のメリット

自宅葬は、故人様やご家族様の心に寄り添いやすいお見送りのかたちです。住み慣れたご自宅でゆっくりとお別れができることに加え、費用面や自由度の面でも多くのメリットがあります。

2-1.住み慣れたご自宅でお見送りができる

自宅葬の最大のメリットは、長年過ごしてきたご自宅という安心できる環境で葬儀を行えることです。ご家族様にとって自然体で過ごせる時間となり、そのご家庭らしい温もりのあるお見送りができます。

また、ご自宅の空間を活かした自由な飾り付けができることも特徴です。趣味の道具や思い出の写真、ご愛用の品などをお飾りすることで、故人様らしさをより感じられる空間を作ることができます。

ご家族様の想いや故人様らしさを大切にしながら、そのご家庭だけのお見送りのかたちを実現できます。

2‐2.時間に縛られずに、ゆっくりとお別れができる

自宅葬では、式場のような時間的な制約を気にすることなく、ご家族様のペースでお別れの時間をお過ごしいただけます。また、ご友人や知人の方々も、故人様がご自宅にいらっしゃる間であれば、ご都合に合わせてご訪問いただくことが可能です。慌ただしさに追われることなく、落ち着いた環境の中で故人様と向き合うことができ、それぞれのタイミングでゆっくりと弔意を伝え、思い出を振り返ることができます。

2‐3.費用を抑えることができる

自宅葬は、葬儀式場を使用しないため、式場費用を抑えられる点もメリットです。一般的に葬儀式場の使用料は数万円から十数万円程度かかりますが、その分を削減できるのは葬儀費用の軽減になります。

必要な内容を一つひとつ選びながら、ご家族様のご希望や状況に合わせて無理のない形で準備を整えることで、経済的にも安心してお見送りができます。

また、単なる節約ではなく、必要な部分に丁寧に費用をかけ、想いをしっかりと込めたお見送りをしたいという考えから、自宅葬を選ばれるご家庭も増えています。

2‐4.リラックスした環境で式に臨むことができる

自宅葬は、住み慣れたご自宅で行うため、自然な気持ちで故人様とのお別れの時間をお過ごしいただけます。

移動の負担も少なく、寝食や着替えなども自由にできるため、小さなお子さまや高齢者がいる家庭でも無理なく執り行えます。

また、ご自宅での葬儀のため、ペットも同席してのお見送りが可能です。ご家族様全員が同じ空間で過ごすからこそ、そのご家庭らしい温もりのあるお見送りが実現できます。

3.自宅葬のデメリット

自宅葬には多くのメリットがありますが、ご自宅で行うからこそ事前に確認しておきたい点もあります。あらかじめ把握しておくことで、安心して自宅葬を執り行うことができます。

3‐1.近隣住民への配慮が必要

自宅葬では、ご親族やご友人の出入りがあるため、駐車場所や訪問時間などについて近隣の方々への配慮が必要になる場合があります。

しかし、大規模な葬儀でなければ大きな問題になることは少なく、事前の案内や適切な運営によって十分に対応することが可能です。

3‐2.ご遺体保全のための対応が必要

ご自宅に故人様をご安置する際、お身体の状態を保つための適切な処置が必要になります。

一般的にはドライアイスを使用してお身体の処理を行いますが、季節やご安置日数によって必要な対応は異なります。そのため専門知識を持ったスタッフによる管理が重要になります。

3‐3.お棺の搬入出経路を確認する必要がある

自宅葬では、お棺をご自宅へ搬入し、ご出棺の際には搬出する必要があります。そのため、玄関や廊下、階段などの幅や動線を事前に確認しておくことが大切です。

一見難しそうに思われる場合でも、これまでの経験をもとに搬入出方法をご提案できるケースが多くあります。まずは現地の状況を確認しながら、葬儀社に相談しましょう。

4.自宅葬の流れ

自宅葬の流れは、ご家族様のご希望や状況によって異なりますが、一般的には次のように進みます。

◆ご逝去・搬送

ご逝去後、病院や施設などから故人様をご自宅へ搬送します。

◆安置

故人様をご自宅へ安置し、ご遺体保全のための処置を行います。その後、ご家族様には故人様との時間をゆっくりとお過ごしいただきます。

◆打ち合わせ(見積り)

ご家族様のご希望を伺いながら、お見送りの内容や日程、必要な手続きを決定します。

◆納棺

故人様をお棺へお納めします。ご家族様にもお手伝いいただきながら、お見送りの準備を整えます。

◆通夜

ご生前、故人様とご縁のあった方々が集まり最期の夜を過ごします。ご希望に応じて僧侶による読経を行います。

◆葬儀・告別式

故人様とのお別れの時間をお過ごしいただきます。ご出発の前には、お花や故人様の愛用品などをお棺にお納めしながら、故人様との思い出を振り返り、お見送りを行います。

◆出棺・火葬

お別れの後、ご自宅から出棺し、火葬場へ向かいます。

◆収骨・ご散会

火葬後、ご家族様にご収骨いただき、お見送りが結びとなります。

※こちらでは一般的な自宅葬の流れをご紹介しました。しかし実際には、ご家族様のご希望や状況に応じて内容や順序を調整することもでき、必ずしもこの流れに沿う必要はありません。

大切なのは、ご家族様が心ゆくまで故人様をお見送りできることです。まずは葬儀社に相談しながら、ご家庭に合ったお見送りのかたちを検討しましょう。

◎在宅で大切な方を看取られた後の流れや、ご逝去後に必要な対応については、こちらのページで詳しく紹介しています。

▶ 在宅看取り後の流れ|慌てないために知っておきたいこと

5.自宅葬の費用

自宅葬の費用は、葬儀式場を使用しないため、式場使用料がかからない点が大きな特徴です。

また、必要な内容を一つひとつ選びながら、ご家族様のご希望や状況に合わせて準備を整えることができるため、一般的な葬儀と比べて費用を抑えられる場合があります。

その一方で、自宅葬に限ったことではありませんが、ご家族様のご希望や参列人数、ご遺体の状態、搬送距離などによって費用は変動します。また、火葬に関する費用は別途必要となります。ご希望なさるお見送りの内容によって総額は異なるため、事前に見積もりを確認することが大切です。

◎おくるかたちでは、ご家族様のご希望に合わせた複数の自宅葬プランをご用意しております。詳しい料金やプラン内容につきましては、葬儀プランのページをご覧ください。

▶ 自宅葬プラン・費用のご案内

6.自宅葬をご検討の方へ

自宅葬をご検討される際には、「自宅で本当に葬儀ができるのだろうか」「ご近所への配慮はどうしたらよいのだろうか」「ご遺体の保全は大丈夫だろうか」といったご不安をお持ちになる方も少なくありません。

しかし、実際には多くのご家庭で自宅葬が行われており、ご自宅の状況やご家族様のご希望に合わせて準備を進めることができます。

おくるかたちでは、近隣の方へのご挨拶やご案内についてもサポートしており、ご遺体の保全に必要な処置はプランに含んでおります。また、搬入出経路やご自宅での設営についても事前に確認し、ご自宅での葬儀が可能かどうかを丁寧にご案内いたします。

「住み慣れた自宅から送り出してあげたい」「最期は家族だけでゆっくりと過ごしたい」とお考えの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

ご家族様の想いや故人様らしさを大切にしながら、それぞれのご家庭に合ったお見送りのかたちをご提案いたします。

◎在宅でご家族を看取られた後の流れについて知りたい方は、こちらのページもご覧ください。

▶ 在宅看取り後の流れ|慌てないために知っておきたいこと

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◎おくるかたちは、福岡市西区を拠点とし、福岡県全域に対応しております。

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